聖ヴィート大聖堂
●「サード・コートヤード(第3の広場)」には『プラハ城』最大の見所、ゴシック様式の『聖ヴィート大聖堂』が建っています。
●「サード・コートヤード(第3の広場)」に入ると目の前に高さ82mの2本の塔を持つ『聖ヴィート大聖堂』のゴシック様式のファサードが現れます。
大聖堂の建設
●『聖ヴィート大聖堂』の建つ場所には、925年に「ヴァーツラフⅠ世(聖ヴァーツラフ)」により建てられたロマネスク様式の教会(ロトゥンダ:円形建築)が建っていました。
その後、11世紀にプラハに司教区が置かれ、「ロトゥンダ」では狭くなり「バシリカ」が建設されました。
●現在の大聖堂は1344年に起工し15世紀には東側の半分「身廊」「クワイヤ」「南の大塔」等が完成しましたが「フス戦争」で建設は中段され、
●フス派による聖像破壊運動、1541年の火災により大聖堂は荒れた状態でした。
大聖堂の建設
●1844年にドイツ人建築家「ヨゼフ・クランナー」等が大聖堂の改築、完成を目指す計画を発表し、其の年に「大聖堂を完成させる連合」が組織され、
「ヨゼフ・クランナー」の指揮で大聖堂の建築が再開されました。
その後「ヨセフ・モッカー」が建築を引き継ぎ、西側のファサードの2本の塔とバラ窓をゴシック様式で設計、
1929年『聖ヴァーツラフ』の没後1000年に約600年かけて『聖ヴィート大聖堂』は完成しました。
鐘 楼
●『聖ヴィート大聖堂』の南側に建つ『鐘楼()』は高さ99mのゴシック様式の塔です。
聖ヴィート大聖堂のガーゴイル
●『ガーゴイル(英:Gargoyle)』は怪物の彫刻で、ゴシック建築で雨水が建物の壁面を傷めない様にに建物から離して落とす排水口です。
聖ヴィート大聖堂※
●『聖ヴィート大聖堂』の東側『聖イジー広場』に面した身廊内陣の部分、最初に建てられた部分です。
●左側が『サード・コートヤード』への道で、右側は『火薬塔 = パウダー・タワー(PraSnA Vez)』へ。
フライング・パットレス
●身廊のヴォールト(= かまぼこ型の天井形式)の重量を高い位置で支える、側廊の屋根より高い位置にアーチ状に造られた梁です。
ステンドグラス
●『聖ヴィート大聖堂』には多くのステンドグラスが在ります。
●19世紀アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナー「アルフォンス・ミュシャ」のステンドグラスが北側、入口から3番目の祭室に在ります。
(此の日は雨で、「アルフォンス・ミュシャ」のステンドグラスは北側に在るので、写真は有りません。明るい時間に)
ステンドグラス
●『聖ヴィート大聖堂』東端、身廊内陣のステンドグラスです。
|