・世界遺産『カナル・グランデの建築群』を西から紹介します。
※バポレットは混んでいて、陸上から取った写真の為、有名な建築が抜けています。
サン・シメオーネ・ピッコロ教会 (San Simeone Piccoto)
・サンタ・ルチア駅の対岸「サンタ・クローチェ地区」に建つ教会。
名称に小さいを意味する「ピッコロ」が付いていますが、結構大きな教会です。
1738年の建築で、デザインはローマの『パンテオン』を元にしているそうです。 コンサートが開かれる時には入れる?
(La Direzione Compartimentate)
・サンタ・ルチア駅の隣に建つ、イタリア国鉄『FS』の建物。
(Santa Maria di Nazareth)
・『Scalzi("はだし"の意』の名で知られている教会、サンタ・ルチア駅の隣建つ。
修道士「Carmelites」により17世紀に建てられた。
最後のドージェ(Doge:元首) ルドヴィーコ・マニン(Ludovico Manin,14-May.1725~24-Oct.1802)の墓が在ります。
(San Geremia)
・「カンナレージョ地区」、グリョ川からカナル・グランデへの出口に建つ教会。
(Palazzo Colnet-Contarini)
・カナル・グランデの左岸「カンナレージョ地区」、グリョ川を超えてすぐ。
サン・マルクォラ(San Marcuola)
・左岸「カンナレージョ地区」に建つ。
1728~36年に建てられ、St.Ermagora とSt.Fortunatusに奉げられた。 ファサードが未完成。
トルコ人商館(Fondaco del Turchi)
・右岸「サンタ・クローチェ地区」 に建つ、13世紀に建てられ、1381年にフェラーラの君主が所有、1621年にトルコ人の商館となった。
現在はヴェネツィア市の美術舘、博物館を管理する「MUVE」の自然史博物館として公開されています。
(Palazzo Vendramin Calergi)
・左岸「カンナレージョ地区」、トルコ人商館の対岸に建つ、初期ルネッサンス様式の邸宅建築。
1883年2月13日ヴェネツィアを旅行中のリヒャルト・ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner)が此の邸宅で客死した。
カ・ペサーロ (Ca' Pesaro)
・右岸「サンタ・クローチェ地区」 に建つ邸宅。
17世紀中頃にペザーロ家の依頼でバロック建築の建築家バルダッサーレ・ロンゲーナの設計で建設が始まり1676年に建物は完成、カナル・グランデ側のファサードが完成したのは1710年。
建物の陸地側のファサードに古典様式のアーチを用いたロッジア(公共に供される回廊)が在ります。
現在は市に寄贈され、国際現代美術館として公開されています。
(Ca'Corner della Regina)
・右岸「サンタ・クローチェ地区」カ・ペサーロの並びに建つ
(The Pescheria)
・右岸「サンタ・クローチェ地区」、1907年に市場として建てられた。 此処には6世紀から魚市場が在った。
(Palazzo Sagredo)
・左岸「カンナレージョ地区」、18世紀前期に建てられた。 ヴェネツィア・ビザンチン様式とゴシック様式のファサードを持つ建物です。
(Palazzo Michiel dalle Colonne)
・左岸「カンナレージョ地区」。
(Palazzo Manin-Dolfin)
・左岸「サン・マルコ地区」。1538-40年にサンソヴィーノによる建築。
サンソヴィーノ(Jacopo Sansovbino)
・フィレンツェ生まれの彫刻、建築家。1535年のスペイン王カールⅤ世のイタリア侵攻(ローマの略奪)でヴェネツィアに。
ヴェネツィアで『サン・マルコ大聖堂』のドームの修復、改修。サン・マルコ図書館・造幣局、鐘楼のロジェッタ(隣接する建物)の設計、建築を行った。
(Palazzo Bembo)
・左岸「サン・マルコ地区」、Palazzo Manin-Dolfinの隣に建つ。 15世紀に建てられたゴシック建築。
(Palazzo Papadopoli)
・右岸「サンタ・ポーロ地区」 1560年に建築。 『Palazzo Coccina-Tiepolo Papadopoli』
(Palazzo Loredan)
・右岸「ドルソドゥーロ地区」 、オストリア大使から1752-62年のドージェに成った「フランシスコ・ロレダン」のパラッツォ
ビザンチン建築の建物
|