地下鉄B線コロッセオ駅"Staz Colosseo"を出ると目の前に巨大なコロッセオが現れます。
    コロッセオ(Colosseo)
    コンスタンティヌスの凱旋門
    フォロ・ロマーノ(Foro Romano) その1
    フォロ・ロマーノ(Foro Romano) その2
    フォロ・ジュリアーノ(  )

   コロッセオ

『コロッセオ』はローマ帝政期にローマ市民に娯楽を与える為の巨大な闘技場、「ネロ帝」の『黄金宮殿(=ドムス・アウレァ:Domus Aurea)』の庭園に在った人工の池の跡地に建てられました。
 建設は「ヴェスパシアヌス帝」の時代、70年に建設が始まり、「ティトゥス帝」の80年に完成しました。
『コロッセオ』は火山灰を利用したローマン・コンクリートで造られています。
 大きさは188m×156m、高さ57mの楕円形で4階建てで立ち見を含め50,000人収容出来た。
中世には建材が他の建築に流用され、『コロッセオ』の大理石は『サン・ピエトロ大聖堂』にも使われているそうです。
 現在、外周は半分位残っている状態ですが、約2000年後の今日でも当時の様子を伺い知る事ができます。

・ 地下鉄B線コロッセオ駅"Staz Colosseo"のすぐ前に在ります。

・ コンスタンティヌスが312年の『ミルウィアン橋の戦』いに勝利したのを記念して建てられた。高さ21m、幅25m、奥行き7.4mで3つの門を持つ。
・ 凱旋門の装飾は古い建築物から移されたもので、最上層の8枚のレリーフはアントニヌスの凱旋門から、中段円形のレリーフはトラヤヌスのフォルムからの転用。

   コンスタンティヌスの凱旋門

皇帝コンスタンティヌスは西ローマ帝国の副帝であった312年、正帝マクセンティウスに『ミルウィアン橋の戦い』で勝利しローマに入場、これを記念して凱旋門が建てられました。
 高さ21m、幅25m、奥行き7.4mで3つの門が在ります。
凱旋門の装飾は古い建築物から移されたもので、最上層の8枚のレリーフはアントニヌスの凱旋門から、中段円形のレリーフはトラヤヌスのフォルムからの転用。

<地下鉄B線コロッセオ駅"Staz Colosseo"、
コロッセオの横、フォロ・ロマーノとの間に建つ。

   フォロ・ロマーノ

フォロ・ロマーノは東西約300m、南北約100m、古代ローマでは政治・宗教の中心としての広場(フォルム)が作られました、 此処は古代ローマの首都に作られた最初のフォルムです。

   ヴェヌスとローマ神殿

     (Templum Veneris et Romas)

古代ローマの現在判っている最大の神殿、『女神ヴェヌス・フェリクス』と『女神ローマ』を祀る。
ネロ帝の『黄金神殿(Domus Aurea:ドムス・アウレア)』の遺構の上にハドリアヌス帝により121年に建設が始まり141年に完成しました。
此処に在った『ネロ帝の巨像(Colossus)』は『円形競技場(Amphitheatrum)』に移され、ローマの円形競技場が『コロッセオ』と呼ばれるのは此の『ネロ帝の巨像』に由来します。

・ サクラ通りを、『アントニヌス・ピウスとファウスティナ神殿』を過ぎると右側は 『フォルム(公共広場)』で、正面にカンピドリオの丘の『タブラリウム』の上に建つローマ市庁舎見えます。
・ フォルムの右側には『クリア・ユリア』がサクラ通りを挟んだ左は『バシリカ・ユリア』の遺構です。 サクラ通りに面してバシリカ・ユリアの中央柱が建っています。

※※※ (1)フォロ・ロマーノ ※※※

・ フォロ・ロマーノの西半分を写しました。
奥の大きな建物が『カンピドリオの丘』に建つローマ市庁舎で、建物は古代ローマの『タブラリウム(公文書館)』の上に建てられています。

※※※ (1)フォロ・ジュリアーノ ※※※

・ 『フォロ・ジュリアーノ』はラテン語(Forum Julium:フォルム・ユリウス)のイタリア語読みで、 紀元前1世紀に「ガイウス・ユリウス・カエサル」が『フォロ・ロマーノ』の北西部を再開発、建設したフォルムで、広さは南北約160m、東西約75mです。
写真は『フォーリ・インペリアル通り』から『フォロ・ジュリアーノ』を写しました。
左手の三本の柱が『ヴェヌス・ゲネリクス神殿の列柱』、右に『列柱回廊』と『マメルティヌスの牢獄』が在ります、
奥の教会の左に『フォロ・ロマーノ』の『元老院議事堂』が見えています。